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オンライン服薬指導に対応した薬局の探し方-確認することを薬剤師が解説

オンライン服薬指導に対応した薬局の探し方-確認することを薬剤師が解説

オンライン服薬指導

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2026.08.23

    オンライン服薬指導に対応した薬局の探し方-確認することを薬剤師が解説

    オンライン服薬指導に対応した薬局は、かかりつけの薬局に聞くのがいちばん早い方法です。 かかりつけの薬局がない場合は、厚生労働省の医療情報ネットで探せます。

    薬局が見つかったら、処方箋の渡し方、薬の在庫、配送料を予約の前に確認します。

    この記事では、薬局の探し方と、確認しておく項目を説明します。

    対応している薬局の探し方

    かかりつけの薬局に聞く

    いつも使っている薬局があれば、まずそこに聞いてください。 これまでの薬の記録が残っているため、相談が進めやすくなります。

    厚生労働省の実施要領でも、かかりつけの薬剤師や薬局が行うことが望ましいとされています。 (厚生労働省「オンライン服薬指導の実施要領について」令和4年9月30日付け薬生発0930第1号)

    医療情報ネットで探す

    かかりつけの薬局がない場合は、医療情報ネット(ナビイ)で探せます。 厚生労働省と都道府県が運営している検索サイトです。 地域を指定して、全国の薬局を探せます。

    オンライン服薬指導に対応した薬局は、条件を指定して絞り込めます。「薬局を探す」の「じっくり探す」から、色々な条件を開いてください。

    オンライン服薬指導に対応した薬局の探し方-医療情報ネット(ナビイ)

    はじめに検索する場所を選びます。場所を指定しないと、検索を始められません。

    次に「薬局の業務内容」の「調剤業務」を開きます。その中の「オンライン服薬指導の実施」にチェックを入れて検索します。

    同じ画面では、電子処方箋の受付や配送サービスの利用も条件に足せます。気になる項目があれば、あわせてチェックしてください。

    掲載されているのは、薬局が都道府県へ報告した情報です。 報告の時期によっては、最新の状況が反映されていないことがあります。 気になる薬局が見つかったら、電話で確認してください。

    薬局のホームページを見る

    薬局は、オンライン服薬指導について、あらかじめ知らせることになっています。 知らせる内容は、指導の時間、使うアプリ、薬の配送方法、支払い方法の4つです。 薬局のホームページや、店内の掲示で確認できます。 書かれていない項目があるときは、電話などで聞いてください。

    申し込みから薬が届くまでの流れは、オンライン服薬指導の受け方で説明しています。

    予約の前に確認すること

    薬局でよく聞かれるのが、どこの薬局でもオンラインでできるのか、という質問です。 対応していない薬局もあるため、先に確認が必要です。

    薬局に連絡したら、次の点を確認してください。

    • 処方箋をどう渡すか

    • 処方された薬の在庫と、取り寄せにかかる日数

    • 配送できる地域と、配送料

    • 使うアプリやLINE

    • 支払い方法と、支払うタイミング

    • 店舗や家族による受け取りができるか

    このうち、いちばん見落とされやすいのが薬の在庫です。 オンラインに対応していても、その薬を置いていないことがあります。 取り寄せになると、数日かかることがあります。

    配送できる地域を、薬局から近い範囲に限っている場合もあります。 自宅の住所を伝えて、届けてもらえるか確認してください。

    電話をするときは、通っている医療機関の名前を伝えると話が早く進みます。 薬局によっては、受け付けられる処方箋の種類が決まっているためです。

    費用の内訳は、オンライン服薬指導の料金で説明しています。

    電子処方箋に対応しているか

    電子処方箋に対応していない薬局でも、オンライン服薬指導は受けられます。 必ず確認しなければならない項目ではありません。

    ただし、対応した薬局を選ぶと、手続きが少なくなります。 医療機関で電子処方箋を選ぶと、処方箋の原本を薬局へ持ち込む必要がありません。 引換番号を先に薬局へ伝えると、調剤を始めてもらえます。 (厚生労働省「電子処方箋(国民向け)」)

    利用するときは、マイナンバーカードを健康保険証として使う方法が基本です。 マイナンバーカードを使わない場合は、資格確認書でも電子処方箋を利用できます。 ただし資格確認書では、これまでの薬の情報は共有されません。 対応している医療機関と薬局は、厚生労働省のページで探せます。

    紙の処方箋の場合は、原本を薬局へ送る手続きが必要です。 医療機関から薬局へ直接送ってもらう方法もあります。 どちらの場合も、受けられる説明の内容は変わりません。

    薬局への聞き方

    最初に、オンライン服薬指導を希望していると伝えてください。 用件を先に言わないと、来局する前提で話が進むことがあります。

    次に、処方箋を医療機関から送ってもらうのか、自分で送るのかを伝えます。 医療機関から送ってもらう場合は、その医療機関の名前も伝えてください。 自分で送る場合は、送り方を薬局から案内されます。

    薬の名前が分かると、在庫があるかをその場で調べてもらえます。 処方箋が手元にあれば、書かれている薬の名前を読み上げてください。 いつも同じ薬なら、前回の薬の袋やお薬手帳を見ても分かります。

    配送を希望する場合は、届け先の地域も伝えると話が早くなります。

    いつも同じ薬が出ている場合は、診察の前に薬局へ聞いておけます。 はじめての症状で受診するときは、何が出るか分からないため、診察の後になります。 処方箋の使用期間は、交付の日を含めて4日以内です。 診察が終わったら、早めに薬局へ連絡してください。

    はじめての薬局に伝えておくこと

    かかりつけ以外の薬局を選んだ場合は、これまでの薬の記録が残っていません。 初回は、自分から伝える情報が多くなります。

    通話の前に、次のものを手元にそろえておいてください。

    • お薬手帳

    • 今使っている薬、市販薬、サプリメント

    • 過去に合わなかった薬や、アレルギーの記録

    薬局でよく聞かれるのが、前の薬局の記録は見られるのか、という質問です。 薬局どうしで自動的に共有されるしくみはありません。 電子処方箋では、同意をすると直近の薬の情報が共有されます。 それ以外は、自分の口から伝えることになります。

    錠剤が飲み込みにくい、粉が苦手といった希望も、初回に伝えると調整しやすくなります。 妊娠中の方、授乳中の方、小さな子どもの薬は、事情によって判断が変わります。 その旨を先に伝えて、薬剤師に相談してください。

    続けて使うことを考えて選ぶ

    一度だけでなく、続けて使うことを考えて選ぶと、あとで困りにくくなります。

    薬剤師の判断で、対面に切り替わることがあります。 そのときに行ける距離かどうかを、先に考えておいてください。

    同じ薬局を使い続けると、これまでの薬の記録をふまえて相談できます。 飲み残しや、飲みにくさの相談もしやすくなります。

    対面とオンラインの選び方は、対面との違いと選び方で説明しています。

    対応薬局が見つからないときの相談先

    近くに対応している薬局が見つからないことがあります。 オンライン服薬指導に対応しているかは、薬局ごとに違います。 見つからないときは、受診している医療機関に聞いてみてください。 処方箋を送れる薬局を案内してもらえることがあります。 配送に対応していても、地域によって届けられない場合があるため、あわせて確認してください。

    薬が急いで必要なときは、無理にオンラインの薬局を探さなくても構いません。 近くの薬局へ行くほうが、早く受け取れることが多くあります。

    この記事の著者

    福井 匠|薬剤師

    調剤薬局のエリアマネージャーとして複数店舗を担当しながら、現在も調剤の現場に従事しています。
    また、薬局に特化したホームページ制作「PHARMA STUDIO」も手がけ、現場とインターネットの両方から薬局に関わっています。